2015年卒の就職活動ピークを迎えつつあります。ヤフーリアルタイム検索を見ると、3月5日の午後6時前後に「面接」という言葉で投稿したツイッターは6000件近くにのぼっています。

中には面接担当者から「嫌な質問をされた」という人もいるようです。そこでキャリコネ編集部では、ネット掲示板などに散らばる「面接での嫌な質問」パターンを整理して、4つの分類を作ってみました。

1.人格を頭ごなしに否定する「圧迫面接

圧迫面接は、面接官がわざと威圧的な態度をとることで、就活生の「ストレス耐性」を見るのが目的だとされていますが、学生にとってはトラウマになるケースもあります。

最近のツイッターにも、「面接で意地悪な質問攻撃が心に突き刺さって、なんか涙出てきた」という投稿がありました。

「君みたいな経験もない学生がうちの会社で何ができるの?」「なぜ内定がないのですか?」と厳しい質問だけでなく、「君は友達の中で一番劣ってるでしょ。薄っぺらい人生だね」と人格を否定されるようなことを言われたという人もいたそうです。

2.就活生を性の対象と見る「セクハラ」

よくあるのが「彼氏はいるの?」「経験人数は?」などというもの。こうした質問は不快ですが、就活生に「答えないと不採用になる」と思わせるだけにかなり悪質です。

ほかには「スリーサイズはいくつですか?」と質問も。入社後に制服を作る必要があるので素直に答えてしまった、という声もありましたが、どう考えてもセクハラです。

また、大手商社の面接を受けた女子学生が、「今夜空いてる?」と聞かれ、断ったら不採用になったというケースもあります。嘆かわしいことですが、面接官という立場を利用して学生を口説こうとする社会人がいるようです。

3.「親や兄弟」についてやたら聞いてくる

就職面接では、家族や生活環境といった本人に責任のないことについては聞いてはいけないことになっていますが、依然として親の職業などを聞いてくる面接官もいます。父親の職業だけでなく、学歴や学校名まで聞かれたというケースもありました。

4.仕事に関係あると思えない「ムチャぶり」

営業系の面接では、思わぬムチャぶりを要求されることがあります。「すべらない話をしてください」といったもので、中には集団面接で一人ずつ順番に「一発芸」をさせるケースもあるようです。

果敢にチャレンジをした、という人だけでなく「すべると分かっていたので断った」という人もいました。働き始めれば「クライアントの無茶な要求」に応えるのは当然、という理屈もあるようですが、面接で一発芸をやらされる学生は少し気の毒ではあります。

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