ニコニコ生放送の番組『森田成一のADULT.EX～大人の経験値～ 第二回』（2010年11月17日放送）に、声優の関智一さんがゲスト出演し、「大人」というテーマで様々なトークを繰り広げた。「ADULT.EX」は「通常の大人よりもレベルアップした大人」を意味し、MCを務める声優の森田成一さんが名付けたもの。ネットで検索してアダルトサイトと勘違いしたユーザーを誘引する狙いもあるという。そんなユーザーの期待を裏切ることなく、「声優界の兄貴」こと岩田光央さんをゲストに迎えた初回（10月20日放送）は放送禁止スレスレのアダルトトークを展開した。

今回もオープニングからエロ全開で、「あなたにとってのエロすとは？」のお題でユーザーアンケートを実施。関さんは「静止画」と「動画」の二択から、「想像力で楽しみたい」といって「静止画」を選んだが、アンケートの結果は「動画」が55％で「静止画」（45％）を上回った。森田さんは「最近はアダルトDVDが手に入りやすいから（動画を選んだ人が多かったのではないか）」といい、結果に納得していない様子の関さんは「（静止画で）想像力を鍛えたことが、今の役者の仕事にも役立っていると思いますよ。動画だと与えられる情報が限定される」などと熱く語った。さらに青春時代に見たアダルトビデオやAV自動販売機に話が及び、森田さんは「こんなに生き生きした関さんを初めて見た」ともらした。

続いて、関さんに「大人」に関するアンケートを行った。「自分が大人だなと思う時はどんな時か」という質問に対して、関さんは「いろんな立場の人の気持ちが理解できるようになった時」と回答。また、「あれって大人の階段だったなと思うことは」という質問に、関さんは「父親を口が達者なのにまかせてやりこめ、そのあと自己嫌悪になった時」と答えた。普段は厳しくて怖い父親を言い負かして大人になった気分だったが、後に母親に「お父さんがさみしそうにしていた」と言われ、関さんは自分がまだ子どもであると痛感したという。ただ、そうした苦い経験を積み重ねて、大人になっていったと振り返った。ちなみに関さんにとって、理想の大人は時代劇『必殺シリーズ』に登場する中村主水（もんど）。昼間はぐうたらしているが、やる時はやるところに憧れると語った。

　番組の後半では、「子どもと大人の境界線」のお題でユーザーから寄せられたメールを紹介した。「1人で居酒屋に飲みに行けるようになった時に大人になったと思った」というメールに対し、森田さんは「居酒屋に1人（で行くの）はちょっと無理ですが、みんなで飲みに行く前に、1人で立ち飲みバーで時間をつぶして、できあがった状態で待ち合わせ場所に行くことがある」と明かした。一方、関さんはお酒をあまり飲まないこともあり、「（1人で飲みに行ったことは）ない」という。他に「見た目を気にしているうちは若者、世間体を気にするようになったら大人」という意見がユーザーから寄せられ、森田さんは「（大人になって）世間体はある程度気にしますけど、（世間体を気にしすぎて）びくびくして暮らしているうちはまだまだ子どもでしょ」と語った。

【ゲスト・関智一】森田成一のADULT.EX～大人の経験値～ - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv31379072
（番組はタイムシフト機能で2010年11月25日まで視聴できる）

（レディＭ．）