元エアギターアイドルグループ『テレパシー』メンバーでタレント・名倉七海(19)が10月1日、東京・渋谷REXで凱旋ライブを開いた。

 名倉は8月29日(日本時間同30日)にフィンランドで開催された『エアギター世界選手権2014』でステージ1を参加者16人中ぶっちぎりの1位で通過。ステージ2でアメリカのチャンピオンと同率首位、ステージ3の優勝決定戦で勝ち抜き、史上最年少チャンピオンの座に就いた。日本人としてはお笑いコンビ『ダイノジ』の大地洋輔(42)の06年、07年大会で優勝以来、7年ぶりの快挙となる。

 凱旋ライブ前に、世界選手権と同じサムライガールになりきった和ロックの衣装で報道陣へ向けエキシビションパフォーマンスを披露。のちに囲み会見を開いた。

 「1ヶ月経って、優勝したときより実感が湧いてきて、たくさんの番組に呼んでいただいたり、取材していただいたりしてると、そのときのことを思い出して『本当に優勝したんだな』というのが、まだ信じられないです。でも、すごく嬉しくて世界チャンピオンになったんだなって思います」と、戸惑いとともに喜びがあるという心情を口にする。

 帰国後の周囲の反応については「フィンランドにいるときもニュースやTVで取り上げて頂いて、友達や家族から『すごい!たくさん出てたよ!』って言われて、連絡を取ってなかった友達からもいきなり『おめでとう!』とか反響が嬉しかったです」と、ニッコリ。さらに、『テレパシー』元メンバーも夜中のネット中継を見ていたとのことで大会終了直後に「おめでとう!見てたよ!」と、祝福の連絡があったそうだ。

 パフォーマンスには日本の名優・三船敏郎の動きも取り入れ、「世界大会には外国の方がたくさん出ていて、日本人の強味として何かできないかと思ったときに、和柄の衣装で侍を取り入れてサムライガールになり切ろうと思いました」と明かし、さらに、古武道を教えている父親から指導を受けたとも。

 今後については「エアギタリストとしても歌手デビューが決まったので歌手としても両立してがんばっていきたいと思います!」と、11月にデビューが決まったこともありシンガーとしても活動してゆくと意気込みを語った。

 そして、歌手・吉田拓郎(62)の名曲『こうき心』でソロ歌手デビューすることになったことについては、「『テレパシー』が解散してしまって、ひとりぼっちになったときに、吉田拓郎さんの『こうき心』を聴かせていただいて、歌詞が『街を出てみよう』だったり『話をしてみよう』だったり、ドンドンひとりで新しい世界に飛び込んでいこう!とか自問自答しながら1人で前に進んでいくメッセージがすごく強くて、曲を聴いて、私もひとりでウジウジしてられないなって思って、ひとりになったけど、いろんな世界を知るために歩いていこうと思えたので、吉田拓郎さんの曲に背中を押してもらえたので『この歌を歌いたい!』と伝えました」と、熱い思いとともに選曲の理由を説明していた。

 そして、2015年も『エアギター世界選手権』ディフェンディングチャンピオンとして出場が決まっており「ダイノジの大地さんに負けないように2連覇したい!」と、連覇へ気炎を上げた。

 そんな15年5月には20歳を迎えるが10代でやっておきたいことは「優勝できて歌手デビューも決まったので、たくさんの人に名倉七海の存在を知ってもらって、できれば紅白歌合戦に出たいなと思います!あとは吉田拓郎さんの曲をカバーさせていただくので、吉田拓郎さんと共演できたらいいなと思います」と夢を語る。

 また、大会終了後、大地と共演した際に「ほんとに優勝したのか!バカ!」と大地なりのお祝いコメントをもらったそうで、さらに「『おれもまたチャレンジしようかな…』とボソっとライバル視されました~」と、ポロリと明かすと報道陣からも笑いが起きる。

 得意技でストレッチからひらめいたという「ナナバウアー」をステージで披露したときの感想を聞かれると「実際にパフォーマンスしてるときは記憶がないんですけども『ナナバウアー』をやったときに観客席からすごい歓声が聞こえてきたのが覚えていて、3回戦まで取り入れてすごい盛り上がったのでうれしかったです!」と、明かしていた。

 最後に「エアギター最年少世界チャンピオンになって、歌手デビューも年内に決まりました!1人になって、まだわからないことがたくさんあるんですけど、これからもドンドン新しい世界に飛び込んで、新しい自分を知って、自分にしか出せない色とか思いをたくさんの人に届けていけたらいいなと思ってます!」と、10代最後の決意を語り凱旋報告は終了した。

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名倉七海がエアギター世界一の凱旋ライブを開催!