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一番いいのを頼むための共通番号制度徹底解説 ~そんな共通番号制度で大丈夫か?~ MIAU Presents ネットの羅針盤

公式
(2時間17分)

ニコニコニュース提供:株式会社 ドワンゴ
政府の検討会は4月28日に少子・高齢化に対応した社会保障と税の共通番号制度の導入に向けて要項を発表し、6月中に大綱をまとめる予定です。早ければ秋にも国会に関連法案を提出する見込みです。

この番号制度は税務と社会保障の効率的なサービスのために考案され、介護保険証、健康保険証、年金手帳、住基カードなどの様々な公的なカードが一枚にまとまり、医療機関での適切なケアが受けられたり、確定申告が楽になるなどの利点が挙げられています。

また政府としては「クロヨン」といわれる所得の捕捉率の不公平さを解消し、自営業者や農林水産業者からの納税を徹底したいという思惑もあります。

しかしその一方で、この番号のもとで収入などの重い個人情報が一元管理されることとなり、プライバシーの問題が指摘されています。
さらにこの番号の利用を民間企業にまで広げる構想もあり、情報漏洩時のリスクがいままでの比ではなくなる場合も考えられます。
また今の案ではこの番号の利用を監督する第三者機関が総務省の管轄に設置され、番号の主な利用者が監督するという運用の矛盾も指摘されています。

そこで今回のネットの羅針盤ではこの「共通番号制度」についてとりあげこれまでの経緯や「基礎年金番号や住民基本台帳番号とどう違うの?」・「国民総背番号制ってなんかヤバいんじゃないの?」といった基本的な質問から、今何が議論されているのかについてまでを解説、徹底議論します。

出演:
鈴木 正朝 (@suzukimasatomo)
新潟大学法科大学院、法学部教授(情報法、法情報学)
高木 浩光 (@HiromitsuTakagi)
産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター主任研究員
司会:津田 大介 (@tsuda)
メディアジャーナリスト、MIAU代表理事

企画:MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)